
「親はまだ元気だけど、そろそろ実家の片付けを考えたほうがいいのかな?」
そんな気持ちが芽生え始めた40代のあなたへ。私もそんな1人です。兄弟もいるし、自分1人では進められないし。親が健在な今だからこそ進められることは進めておきたいですよね。
今回はちょっとしたコツをお伝えします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
親と一緒にこれからの暮らしを整える
親が元気な今こそ、実家の片付けを始める最高のタイミングです。自分はまだ40代だし、身軽に動けるうちに動いたほうがあとあと楽です。
大切なのは「捨てること」ではなく、親と一緒に“これからの暮らしを整える”こと。
そしてそれは、将来の介護・相続・心の整理にもつながるやさしい準備になります。
なぜ今始めるの?まだ早くない?
実家の片付けは、親が元気なうちに始めないと後悔することが多い作業です。これは実際に経験された人生の先輩方も口を揃えて言いますよね。
親が体調を崩したり、認知症が進んでしまったあとでは、
・どこに何があるかわからない
・何を残したいのか聞けない
・急いで処分してしまい罪悪感が残る
・兄弟喧嘩
といったトラブルや後悔につながりやすくなります。そんなの絶対避けたいです。
また、実家には書類や写真、思い出の品など、「親にしか意味がわからないもの」がたくさんあります。
だからこそ、元気なうちに、一緒に“思い出を整理しながら進める片付けが必要です。後々の自分自身の為でもありますよね。
40代から始める片付け術 3つのステップ
① 思い出を「まとめる」ことからスタート
いきなり捨てるのはNG!最初にケンカして進められないは絶対ないようにしたいですね。
親世代は「物を大切にする」価値観が強いため、捨てることに強い抵抗を感じます。
まずは、「これは大事なものだから一緒にしまっておこうね」と話しながら、
・アルバム
・手紙
・記念品
などの「残したいもの」をまとめて保管していくのが第一歩です。
便利なアイテムを使いながら実家がキレイになっていくのはいいですね!
📦 おすすめアイテム
・思い出を収納できるボックス
百均やニトリなどどこにでも売っているボックスでいいと思います!残したいものを入れていきましょう!ここでいらない物は捨てることができます。
・大容量アルバム
うちの実家では母親がそのまま写真を束にしてポンと置いてあったりします。アルバムにしまうとスッキリしますよね。最近のアルバムは大容量でスッと入れるだけなので簡単です。
こうした「まとめる」作業は、親子で会話が生まれる大事な時間にもなります。
② 危ない場所・ものを優先的に整える
片付けのゴールは「物を減らすこと」ではなく、親が安心・安全に暮らせる環境を整えること。
こんな場所・アイテムをチェックしてみましょう!
- 段差や滑りやすい床
私の実家は階段が滑るので、階段にマットをひいています。滑ってしまっては危ないです。 - 足元のコードやマット
コードがでていたりマットの端がまるまっていてつまずきそうになったり、一度足元はみておきたいですね。 - 高い場所にある重い収納
親って高いところに重たいの乗せたりしてませんか?キッチンの上の棚にホットプレートが乗ってたり、鍋が乗ってたり、それを椅子を使って高齢の母が高いところがとっているのを見て危なくて場所を変えたりしました。一度椅子から落ちて腰を痛めているので二度と転落はさせたくないです。
📦 おすすめアイテム
・転ばない室内履き
軽い!はきやすい!つまずきにくい!名入れも可能なので施設でも使用可能です。
「ここ、ちょっと危なそうだから使いやすく変えてみようか?」と提案すれば、受け入れてもらいやすくなります。
③ 情報と大切な書類を“見える化”しておく
実家には、昔からの保険証券や年金手帳、通帳などの重要書類が眠っていることも…。押し入れの奥のほうや、タンスなどに書類が沢山入っていたりしますよね。
「いざというとき困らないように、一緒にまとめておこう」と伝えることで、
親も前向きに対応してくれやすくなります。親がいるうちに書類は絶対にまとめておいて、何が何か聞いておかないと後々大変になりますよね。それは避けたいですね。今のうちにまとめておきましょう。
📦 おすすめアイテム
・もしもの時に役立つノート
入院時や相続時など、さまざまな「もしもの時」に役立つノートです。1冊持っておくと便利ですね。
実家の片付けは、親が元気なうちにこそ始めるべき。
・思い出を一緒にまとめる
・暮らしを安全に整える
・情報や書類を見える化する
この3つをベースに、親の人生に敬意を払いながら、これからを支える片付けを始めてみましょう。
あなたの不安も、親のこれからも、少しずつ明るく整っていくはずです。
「まだ大丈夫」と思っていた実家でも、
ある日突然、片付けが必要になることは少なくありません。
だからこそ、「親が元気な今」が、実はいちばん話しやすく・進めやすいタイミングですね。
40代から、親と一緒に今後の安心のための片付けをはじめてみましょう。