親の変化、気づく?40代からの“ちょっと気になる”サインの見つけ方

「なんだか最近、親の様子がちょっと気になる…」
でも、はっきり何かが起きたわけじゃないし、聞きにくい。なんてことありませんか?

そんなふうに感じ始めたら、それは見守りの第一歩です。
この記事では、40代の今だからこそ気づける、親の“ちょっと気になるサイン”について詳しくご紹介します。

親の“ちょっと気になる”サインの見つけ方

親の変化は、小さな違和感から始まります。久しぶりに会いにいくと、あれ?とちょっとした違和感があったりするものです。なんとなく元気がないな。あれ、こないだ言ったのに覚えてない。まったく同じリアクションをしている。あれ、同じ物が2個ある。などなど。
その“気のせいかも?”と思う違和感にこそ、早めに気づくことが、安心と備えにつながるカギになるのです。

なぜ「早めに気づくこと」が大切なのか?

✔ 認知症や病気は、初期に気づければ対処できる可能性が高い
✔ 小さな変化に気づけるのは、身近な家族だけ
✔ 早期の対策は、介護生活の始まりを「ゆるやか」にできる

たとえば、認知症の初期は「会話が少しおかしい」「同じことを何度も聞く」など、家族でなければ見逃しやすい兆候から始まります。

実際、厚労省の資料によると、要介護になる理由の1位は「認知症」
そしてその多くは、家族が「あれ?最近変かも」と気づいて、受診したことがきっかけです。
家族が気づくか気づかないか、他人は気づいていても言ってもらえたりしません。小さなことでも気にしておくといいですね。

“ちょっと気になる”サインの見つけ方3ステップ

① いつもとの違いに注目!チェックすべき5つの変化

まずは、実家に帰省したときや電話で話す中で、「あれ?」と思う違和感をキャッチしましょう。

📌 よくあるサイン5つ

  • 会話がちょっと噛み合わない、話がズレる
  • 同じことを短時間に何度も聞く
  • 服装や髪型がいつもより乱れている
  • 冷蔵庫に賞味期限切れの食品が増えた
  • 以前好きだったことをやらなくなった

これらは、「老化かな?」と見過ごされがちですが、体や心のサインであることも。

📘 私の場合…
私の母はいつもおしゃれな母でしたが、ある時からパッタリ化粧をしなくなり、すごく違和感で、さりげなく会話で「あれ?今日化粧しないの?」と聞くと、「めんどくさいから」とめんどくさくなりはじめ、最近ではお風呂もめんどくさいと毎日入らなくなりました。こちらもサインですよね。私もみなさんと同じ40代の介護準備世代です。一緒に学びましょう!

📝 おすすめアクション
・「さりげなく」会話を深掘りしてみる
・スマホのメモ機能に変化を記録しておく(あとで比較できる)

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② 日常に潜む「暮らしの変化」をチェックする

親が普段どんなふうに過ごしているかに注目すると、行動の変化が見えてきます。

📌 よくある行動の変化

  • ゴミ出しを忘れる、曜日を間違える
  • 食器が片づけられていない
  • 使いかけの薬が溜まっている
  • 電話の出方や話し方に違和感がある

暮らしの小さな変化は、「本人が気づかない不調」のサインであることもあります。

📘 知人の場合…
母が何度も「今日は何曜日?」と聞いてくるようになり、カレンダーの見やすい位置に貼り替えたところ、「あれ、最近母が聞かなくなったかも」と安心できたそうです。
親世代はスマホではなく壁掛けカレンダーを毎日見たり、そこにスケジュールが書いてあったりしますよね。ちょっとしたことで変わると嬉しいですね。

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③ 「気になったら話す」を習慣にする

変化に気づいたら、1人で抱え込まず早めに会話をしてみるのがおすすめです。
とはいえ、「変だよ」と言ってしまうと、親はプライドを傷つけられたように感じてしまうかもしれません。

📘 こんなふうに言い換えてみましょう

  • 「最近ちょっと忙しい?疲れてるみたいに見えたよ」
  • 「私だったらメモしないと忘れちゃう〜」
  • 「こっちで買っておくから、使ってみてね」

などなど。言い方を変えてみて、親を責めるのではなく、一緒に暮らしを支え合うスタンスが受け入れてもらいやすくなります。

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まとめ

「親の変化にいつ気づけばいいの?」
その答えは、“なんとなく気になる”と感じたそのときです。

決して大げさにしなくて大丈夫。
でも、その小さな違和感を放っておかず、「気づくこと」「話すこと」「備えること」を重ねていけば、将来の安心につながります。

私たち40代は、子育ても家のことも忙しい毎日。
でも、親との関係はこれからさらに大切になっていきます。

「なんとなく心配」という気持ちは、あなたのやさしさです。
その気持ちにフタをせず、できることから始めてみませんか?

一緒に、親にも自分にもやさしい“見守りのカタチ”をつくっていきましょう!

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