
「親の介護、そろそろ考えなきゃ…」 そう思い始めた40代のあなたへ。
私もそんな40代の1人です。いやだけど近い将来くる現実。今から少しでも知識をつけておけばきっと近い将来役立つはずですよね。そう思い私も1から学んでいます。今回はどこに相談すればいいか。。ぜひ読んでみてくださいね。
いざという時に備えて、まず何から始めたらいいのか。 そして、何かあったときに“どこに相談すればいいのか”、ちゃんと知っていますか?
病気や転倒、認知症の初期症状など、突然やってくる介護のきっかけ。いざその時になると、「誰に何を聞けばいいのかわからない…」と不安でいっぱいになる人がほとんどです。
そこで今回は、介護が始まる前に知っておきたい「相談先」や「支援窓口」について、わかりやすくまとめてご紹介します。
介護ってどこに相談すればいい?
介護に関する不安や疑問が出てきたとき、一番はじめに相談すべきなのは「地域包括支援センター」です。
それ以外にも、介護保険の申請、医療・福祉サービス、施設探しなど、内容に応じて適切な相談窓口があります。
「こんなこと聞いても大丈夫かな…」と思うようなことでも、相談してみれば“今やるべきこと”が見えてくることもあります。
今のうちに相談先を知っておけば、いざというときに慌てずに動ける安心にもつながります。
なぜ今「相談窓口」を知っておくべきなの?
介護は、ある日突然始まることも少なくありません。
- 親が転倒して入院
- 認知症の症状が急に進んだ
- 一人暮らしの親が体調を崩した
そんなとき、「どこに連絡すればいいの?」「何をすればいいの?」と混乱してしまう人がとても多いです。パニックになってしまいますよね。
しかし、事前に相談窓口を知っておくだけで、介護へのハードルはグッと下がります。
✔ 自治体の支援内容がわかる ✔ 利用できる制度・サービスを紹介してもらえる ✔ 費用や申請の流れが明確になる
つまり、「ひとりで悩まなくていい」状況をつくっておくことが、介護準備の大きな安心材料になります。
介護の相談先まとめ&使い方ガイド
ここからは、実際に相談できる主な窓口を「目的別」にご紹介していきます。
① まず最初に相談すべきは【地域包括支援センター】
こんなときにおすすめ
- 介護が必要かどうか不安
- 何から始めたらいいかわからない
- 認知症や転倒の予防について相談したい
特徴: 地域包括支援センターは、全国すべての市区町村に設置されている公的な相談窓口です。保健師・社会福祉士・ケアマネジャーなど専門職がチームとなって対応してくれます。
できること
- 親の様子に関する不安相談(状態確認)
- 介護サービスの情報提供
- 介護保険の申請サポート
- 認知症や予防の情報提供
体験談: 「母が最近物忘れがひどくて…。でも病院に連れていくのも本人が嫌がるし…」と不安だった私は、地域包括支援センターに電話をしてみました。 すると、近くの認知症サポート医や、受診へのスムーズな声かけの仕方まで教えてくれたんです。おかげで不安がかなり軽くなりました。
📝 相談方法
- 自治体のホームページで住所を検索
- 電話相談 or 来所(予約制の場合も)
② 介護保険の申請や制度利用のことなら【市区町村の高齢福祉課】
こんなときにおすすめ
- 介護保険サービスを使いたい
- 要介護認定を受けるには?
- 利用料金や申請方法が知りたい
特徴: 市区町村の役所にある「介護保険課」「高齢福祉課」では、要介護認定の手続きや、介護保険サービス利用の相談に乗ってもらえます。
できること
- 要介護認定の申請手続き
- 認定調査に関する質問対応
- サービス利用時の費用説明
📝 ワンポイント
申請から認定までには約1か月程度かかるため、早めの準備が重要です。 また、認定が出る前でも仮サービスが使える場合があるため、その点もあわせて相談しておくと安心です。
③ 医療や認知症、薬の相談は【かかりつけ医 or 医療機関の相談室】
こんなときにおすすめ
- 最近親の様子が少し変…これって病気?
- 認知症かも?受診のきっかけを作りたい
- 薬が増えていて心配
特徴: 意外と見落とされがちなのが「かかりつけ医との連携」。普段診てもらっている先生に相談することで、受診のタイミングや専門病院の紹介を受けられることもあります。
できること
- 認知症などの初期診断、受診の相談
- 医療相談室での介護相談(大病院)
- 病院内のソーシャルワーカー(MSW)との面談
📝 補足
近年では、「認知症サポート医」や「もの忘れ外来」がある病院も増えています。 地域包括支援センターに相談すると、近くの医療機関を紹介してもらえることが多いです。
④ 今後の施設や在宅介護を考えるなら【ケアマネジャー】
こんなときにおすすめ
- 在宅か施設か、今後の選択に迷っている
- 親の状態に合ったサービスを探したい
特徴: ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険サービスの計画を立ててくれる専門家です。 要介護認定後に担当がつく仕組みですが、認定前でも「居宅介護支援事業所」に相談に行けば、話を聞いてもらえることも。
できること
- 介護サービスの種類や内容の提案
- 施設入所やショートステイの相談
- 親に合った介護計画の作成
📝 ポイント
実際に介護保険を使い始めると、ケアマネさんとの関係がとても大切になります。 信頼できる人に出会うためにも、早めの相談や見学をおすすめします。
⑤ 緊急時や心の相談もOK!【地域の民間支援・NPO団体】
こんなときにおすすめ
- 夜間や休日に緊急で話を聞いてほしい
- 近くに頼れる人がいない
特徴: NPOや民間団体が運営する「介護相談ホットライン」や「訪問傾聴ボランティア」など、心のケアや一時的な相談窓口も多数あります。
📝 例
- 認知症の人と家族の会(全国各地に支部あり)
- 介護110番(WEB相談)
- 地域の社会福祉協議会など
まとめ

親の介護が必要になる前に、「どこに相談すればいいか」を知っておくことは、心の備えにもつながります。
特に、以下の3つのステップを覚えておくと安心です:
- 地域包括支援センターで、全体像を把握する
- 役所で制度の使い方や申請方法を確認する
- 医療・福祉・心の面での相談先を把握する
いざという時に、「あのとき調べておいてよかった」と思えるように、今のうちからできる準備を始めてみませんか?
介護はひとりで抱え込むものではありません。 頼れる窓口があることを知るだけで、安心と希望が見えてきます。
あなたとご家族のこれからを、無理なく支えていけるように—— この記事が、その一歩のきっかけになればうれしいです。